許し
1945年8月6日午前8時15分、広島の空が白く輝き、時計の針が止まりました。
青空に噴き上げる巨大なきのこ雲。
なにが起きたのか。人々はどうなってしまったのか。
残された原爆ドームが、破れた衣服が、熔けたガラス壜が、今も静かに語りかけてきます。
被爆者が苦難を乗り越えて、語り伝えてきた広島からの平和のメッセージを
わたくしたちは、これからも伝えていきます。
核兵器のない未来に向かって。
世界の人々が共に手をつないでいくために。
今は亡き僕の祖父も戦争体験者です。
右の脇腹には銃弾の後が残っていました。
小さい頃は、何も分からなかったけど
今となっては凄い経験を祖父はしていたんだなと分かります。
そんな経験からか、祖父は誰にでも優しかった。
いつも笑顔で、強くて、僕の大好きな祖父でした。
(お酒が入るとちょっと怖かったけど・・・。)
今こうしている間にも、世界では戦争が起こっている。
いがみ合い、憎しみ合い、人が人を殺める。
決して目を背けてはいけない世界が現実にある。
憎しみからは憎しみしか生まれない。
まずは許す事から始めよう。
本当の強者は許す事のできる人だと僕は思う。
許せるのなら許そう。
嫌な事をされたから、やり返す。
間違った考えだ。
そこに愛は無いし、思いやりも無い。
許すんだ。
決して簡単な事ではないのは分かっている。
でも許すんだ。
いつの日か世界から戦争がなくなる日が来る事を祈っています。
僕自身、いったい何が出来るのだろうか。
きっと生涯の課題でしょうね。
今日を生きれる事を神に感謝。
ありガット。